アニッシュの記事 2012年12月


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今年も最後の一日

[2012年 12月31日]

スペイン・リーグの試合を完訳

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 大変遅くなってしまい申し訳ありませんが、 スペイン・クラブ選手権ゲーム解説 を日本語に完訳しました。 どのゲームにしても派手な立ち回りは少ないですが、序盤、中盤の考え方からエンドゲームに至るまで、 ハイ・レベルのチェスとは何かを伝える貴重な棋譜解説だと思います。 ご覧ください

 今年のアニッシュへの応援を数多くいただき、ファンの皆様に感謝します。 おかげ様でアニッシュが世界1となったニュースでしめることができました。

 どうか良いお年をお迎えください。

シティー・チーム世界1決定戦

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シティー・チーム世界1決定戦

12月21日~28日 アルアイン市、UAE

アニッシュのチームが 優勝!


[2012年 12月31日]

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© Official site 優勝したホーヘフェーン・チーム。白黒の飾りつけが日本から見ると非常に不思議!


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© Official site


アニッシュのシティー・チームが世界一!

 アルアイン市(アラブ首長国連邦)で行われたチェスのチーム世界一を決める競技会において、 アニッシュ・ギリが率いたシティー・チームが世界一になりました!!

 世界チャンピオンとなったシティー・チーム名はホーヘフェーン市です。 その町は当サイトで何度かご紹介したウニフェ大会を開催している町の名前です。

 アニッシュはこのチームの第1ボードとして期待どおりの働きを見せて、チームに大きく貢献しました。

 メンバーには、ティヴィアコフ、ソコロフ、スメーツというオランダのトップ・クラスを揃えていました。 ノックアウト形式(日本でいうトーナメント形式)による大会で、決勝で当たったバクー(アゼルバイジャン)・ チームを2.5対1.5で破っての優勝でした。

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 一応世界チャンピオンになったわけで、ツイッターしておきます。(^^ゞ [アニッシュ]

 

[ 公式サイト ] [ 写真 ] [ FIDEの記事 ] [ チェスヴァイブスの記事 ](以上すべて英語)

site

会場の様子 円形に並んだボードが珍しい © FIDE


「まるでバカンス気分だ」

 「アルアインは天候が良くて、太陽に当たっているとまるでバカンス気分だ。もちろん大会自体は厳しい戦いだけれどね。」 「この大会は世界チーム選手権の別ヴァージョンってとこかな。そうはいっても決してレベルが低いわけじゃない。」

 「僕らのチームは優勝候補だと思うのでベストを尽くしたい。でも、他にも強いチームはいっぱいだからね。」 「たとえば、カザフスタン、アゼルバイジャン、USA、ロシア、スウェーデン、・・・どこが勝つか分からない。」 「次のラウンドは午後6時からスタートする。そんなスケジュールは悪くないと思う。準備して、リラックスできる時間がとれるしね。」(以上、大会途中でのインタビューより要旨抜粋)

アニッシュのインタビュー原文

 

カスパロフと

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アニッシュ・ギリ(左)とガリー・カスパロフ(右)


12月16日~17日

 (ケルクラーデ、オランダ)

[2012年 12月30日]

カスパロフと同時指導対局

 アニッシュ・ギリはケルクラーデで行われたイベントに招待されました。ケルクラーデは、オランダの南部、 ドイツ国境近くの元炭鉱町だということです。そこでマーチン・バウワー社が主催のイベントにおいてガリー・ カスパロフが招かれたときに合わせ、アニッシュも呼ばれたものです。

 アニッシュはカスパロフとともに同時指導対局を行いました。

ステップ・メソッドで学ぶ子どもたち

 下のビデオは、オランダのTVがその模様を伝えたものです。 アニッシュとカスパロフのインタービューはオランダ語なので理解出来ませんが、 地元チェス教室で子どもたちがチェスを学ぶ様子は見ているだけでその雰囲気が伝わりますし、 ステップ・メソッドで学んでいるところは一見する価値があると思います。

sitestat

 

スポーツアコード・ワールド・マインドゲームス

 

12月12日~19日

スポーツアコード・ワールド・マインドゲームス

世界智力運動会 2012

 (北京市 中国)

[2012年 12月29日]

盤上ゲームのオリンピック

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© Anastasiya Karlovich

 おそらく盤上ゲームのオリンピックを目指しているこの大会は前年度第1回も北京で開かれました。 ブリッジ(代表的なトランプゲーム)、チェス、チェッカー、囲碁、象棋(中国将棋)の5種目で、 世界からトップ・プレーヤーを集めて競い合おうというアイディアを実現したものです。中国がメインのスポンサーなので、 当然日本の将棋は対象外だし、チェスは単独でオリンピックを持っていることからすると、日本チェス・ファンにとってみると、 今ひとつパッとしない大会なのですが、世界的不況で大会が減っている世界チェス界からすると歓迎される行事なのでしょう。

 日本将棋を世界に普及しようというグループでも、日本がすでに大きく遅れをとっているという事実は認めざるをえないでしょう。 その点、囲碁は世界に広がりつつあります。それもこれも中国が強い選手を大勢持っているからですし、 囲碁は中国発祥の思いがあるからでしょう。日本の将棋文化を世界に後押しする勢力が日本にはないように思いますが、 いかがでしょうか。だとすれば、とても残念です。

 チェスでは男女別にブリッツ、ラピッド、そしてブラインド(目隠し対局)という6種目が行われ、 それぞれの種目で金・銀・銅を競いました。

[ チェスベースの記事 ] [ 公式サイト ] [棋譜( ラピッドブリッツブラインド )]


男子ラピッド

 金メダル:フレシネ(フランス)、銀メダル:ナカムラ(米国)、銅メダル:グリシュック(ロシア)

 アニッシュは11位でした。

results

男子ブリッツ

 金メダル:カリャーキン(ロシア)、銀メダル:ナカムラ(米国)、銅メダル:アロニアン(アルメニア)

 アニッシュは15位でした。

results

中国ではいつも良くない?

 アニッシュは控え目な成績でしたが、誰が勝ってもおかしくない強豪ぞろいの中なので、早指しだということも考えれば、 心配する成績とは言えないでしょう。 たとえば、ラピッドの15位はマメジャロフですし、ブリッツの14位はラジャボフ、ともに世界十指に入る猛者でもこの成績です。 これを見ても強いからといって確実に上位とならない、この大会レベルが分かります。

 もちろん、アニッシュが1位もあり得た訳で、その点はファンとしてとても残念な結果です。 アニッシュの成績が中国ではいつも良くないのは、気のせいでしょうか。