アニッシュの記事 2012年05月

他のアニッシュの記事_ もくじ _ articles


 チェス世界選手権(モスクワ)

[2012年 06月04日]

アナンドが世界チャンピオンを僅差で防衛

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タイプレークではアナンドのスピードが冴える © 公式サイトより

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© 公式サイト

 モスクワの世界選手権マッチはタイブレークまでもつれましたが、 最後にアナンドが僅差で世界チャンピオンを防衛しました。クラシカル(長い持ち時間のチェス)では、 12戦して1勝1敗10ドロー。その後タイブレークのラピッド(早指し)で、 アナンドが4戦して1勝3ドローで決めました。

 全体的に内容が濃く、インターネット中継も運営も良かったのですが、 ドローが異常に多かったことで物議を呼びました。いずれにしても挑戦者のゲルファントが非常によく戦ったことは確かで、 帰国したイスラエルではチャンピオンと互角以上に戦ったヒーローとして迎えられたようです。

[2012年 05月27日]

世界選手権9ラウンドを天才GMアニッシュが解説

 「アナンドはこのラインをトパロフとのマッチにおいて白番で指している。 驚くことに白番ゲルファンドは、アナンドの得意な領域で彼を試そうとしたのだ。 後で分かるが、これが報われることになる!・・・」( アニッシュの解説 より 訳:山田弘平)

 モスクワで行われている注目の世界選手権マッチ。王者アナンドが苦境に立ったところで見せた世界チャンピオンの意地。 それを天才GMアニッシュが深く面白く解説!

アニッシュの解説を読むなら・・・ここをクリック!>>>

5月10日~31日 モスクワ、トレチャコフ美術館にて
世界チャンピオン:ヴィスワナーサン・アナンド(インド)42歳
挑戦者:ボリス・ゲルファント(イスラエル)43歳


挑戦者ゲルファント(左)と王者アナンド © 公式サイトより



 ジーゲマン・トーナメント(マルメ、スウェーデン)

logo  ジーゲマン 5月9日~ マルメ市(スウェーデン)

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© 公式サイトより

 

ペアリングと結果      ライブ   (昨年の記事)

[2012年 05月16日]

 アニッシュ最終ラウンドに勝利して3位

 アニッシュは最終ラウンドに黒番でベルクに対し、早々と勝利を収めました。 一方、単独リードのカルアーナ(イタリア)は、最終戦も黒番でヘクターをつぶし、 7ラウンドで5点の圧倒的な強さで優勝を決めています。

 2位は5.5点の元世界選手権挑戦者のレコ(ハンガリー)でした。 アニッシュはグランデリウス(スウェーデン)とともに4点の3位でした。もちろん悪くない結果ですが、 内容が今ひとつだったような気がします。ただ、以前の状態に近づいたのは確かでしょう。

[2012年 05月15日]

 4、5、6ラウンド

白番、スウェーデンの若手グランデリウスとの対戦でしたが、結果はドローでした。また、5ラウンド黒番でレコに対してドロー。6ラウンドも白番でヘクターとのゲームを押し気味ながらもまたまたドローに終わりました。トーナメントはカルアーナがグランデリウスとのトップ対決を制して単独首位に。残すは1ラウンド、このまま優勝する感じです。

[2012年 05月12日]

 アニッシュ・ギリが3連覇に挑戦

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© 公式サイトより


 アニッシュは5月9日から始まったジーゲマン・チェス・トーナメントに参加しています。 この大会は毎年スウェーデンのマルメ市で行われており、 ヨーロッパの強豪GM数名を招いて国内の有力GMと戦わせるというコンセプトで開催されているものです。

 今年はアニッシュ・ギリが3連覇に挑戦しますが、元世界選手権挑戦者のレコはじめ、世界トップテン入りしたカルアーナなど、 昨年以上の強豪が参加しており、連覇はかなり厳しくなっています。それでも、最近の成績が振るわないアニッシュには、 格好の復活の舞台になるはずです。

 優勝の希望を残す勝利

 アニッシュは1ラウンドにシード1位のライバルであるカルアーナ(イタリア)に黒番で負けてしまいましたが、 2ラウンドをリー・チャオ(中国)にドロー、3ラウンドをチッカネン(スウェーデン)に黒番で勝ちとし、 星を五分に戻しました。後半4ラウンドを残していますので、 3ラウンドは優勝の希望を残す勝利だったといえるでしょう。

  大会公式サイト でのアニッシュの紹介文

anish

© Calle Erlandsson


 アニッシュは二人の妹とともに国際的な一家に生まれた。 ネパール人の父と、ロシア人の母を持ち、ロシアのサンクト・ペテルブルグや、 日本の大阪【ちがうって、北海道だべさ!】に住んでいたことがあり、 今はオランダに住んでいる。

 引越しが多かったことで、彼はIM(インターナショナル・マスター)になることなしに GM(グランド・マスター)になってしまう。 彼が5つのIMノームを取得したときに一家がロシアを離れて登録されなかったからだが、 その代わり、いきなりGMになってしまった。 オランダに移ってから、アニッシュはオランダ・チャンピオンも獲得している。

 ギリにとっては3回目のジーゲマン・トーナメントである。 1回目に参加したときは2010年であり、5戦のうち4.5ポイントのスコアで優勝、 パフォーマンスは2900くらいであった。 そして昨年は、ハンス・チッカネン、ウェズリー・ソーとともに同時優勝だった。

 昨年、ハンティー・マンシスクのチェス・オリンピアードにおいて、強豪オランダ・チームの 4番ボードとして11ラウンドで8ポイントを取り、ボード賞第3位に輝いた。 今年は、イタリアのレジオ・エミリアで優勝の快挙で始まった。 しかし、オランダのヴァイカンゼーという大きな舞台では世界トップクラス相手のAグループで最下位となり、 苦杯をなめる。ジーゲマン大会を連覇しているアニッシュとしては、 ここで復活を狙うのは当然だろう。

ジーゲマン大会公式サイトの参加者紹介より



 アニッシュ・ギリ公式サイト日本語版 一周年記念

[2012年 05月05日]

 アニッシュの日本語版サイトができて1年!

 この5月でアニッシュの日本語版サイトができて1年がたちました。というより、 何とか更新を続けることができました。正確な数は不明ですが、チェスのサイトとしては、固定読者がかなりの数だと聞いております。

 アニッシュ・ギリのファンの方々、日本語サイトの読者の皆様、そして札幌チェスクラブの皆様に 心からお礼申し上げます。

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 2003年、弘平とアニッシュ

 アニッシュが日本にいたことが縁の始まり

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 2011年、弘平とアニッシュ

 もとはと言えばアニッシュが日本にいたことが縁の始まりでした。 札幌チェスクラブに通っていた小学生がアニッシュであり、将来の有名GMだったのです。 そのような縁を大切にして、微力ではありますが、日本チェス界のために少しでもお役に立ちたいと思っています。

 皆さんが応援してくださるおかげで、この1年だけでも、アニッシュはチェス・オリンピアード、チーム選手権、国内の選手権、レジオ・エミリアなどで良い成績を出すことができました。

  これからも、よろしくお願いします!

 そして、ぜひメッセージ、質問、読んだ感想を メールして ください。 mes


 アロニアン対クラムニック(チューリッヒ・チャレンジ)のゲーム解説

logo © 公式サイト

アニッシュの ゲーム解説 アロニアン対クラムニック(スイス)  game

[2012年 05月13日]

 第4局 クラムニックの厚い壁

 『クラムニックにこのペルリン定跡を使わなくさせるには、チェスをやり尽くす、すごい量の研究が必要だ』 クラムニックのベルリン定跡に対し、2度目の挑戦をするアロニアンだったが、ベルリンの壁は厚かった。

 アニッシュの解説した4局までの日本語訳が完成!

[2012年 05月04日]

 第3局 クラムニックの横綱相撲

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アロニアン(左)、クラムニック(右) © Official site

 『もうひとつ先回りの受けを放つ。じわじわと着実に勝ちを確かなものにしていく、 このゲームでのクラムニックの指し方が、僕は好きだ。』

 両者とも秘術を繰り出す攻防で、見所満載の第3局。 第1局を落としたクラムニックが暴れまくるアロニアンに対し、横綱相撲で星を取り返した。

 長い変化を読むための教材にもなるアニッシュ・ギリの切れ味するどい解説が面白い。ここまでの 日本語訳 完成。

[2012年 05月02日]

 第2局 アロニアンのキング・ポーン・オープニング!

 『ちょっと退屈なゲームと言う人もいるかもしれないが、よくよく見れば 1.e4 に始まる心理戦や、 e6!? と指した勝負所や、ドロー・オファーを蹴ったレヴォンによる心理的プレッシャーなどなど、 見所は多々あった。・・・』

 アロニアンの初手 1.e4 (キング・ポーン・オープニング)に世界中が驚いたゲームをアニッシュが解説。 日本語訳 完成。

[2012年 04月30日]

 第1局 黒番でアロニアンが完勝

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「パパ、クイーンを貼れば勝ちだったのに」
愛娘の指導を受けるクラムニック
© Chessbase

 とりあえず、第1局の日本語訳が完成しました。

『彼のような研究熱心にして プレパレーションの王と言われるGMが (クラムニクは関連するラインの いわば99.9%は注意深く調べているのだが)、 こうなるのはアロニアンが単にラッキーだったというべきだろう。』

 黒番でアロニアンが完勝したのはなぜか?! 右の写真・・・ではなく、次のアニッシュによるゲーム解説をご覧ください。

 

[2012年 04月 26日]

 注目のマッチをアニッシュが解説!

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クラムニック(左)、アロニアン(右) © Chessvibes

 世界中のチェスファンが注目の、現在スイスのチューリッヒで行われているマッチ、アロニアン対クラムニック(チューリッヒ・チャレンジ)、この試合をアニッシュ・ギリが解説します。

 まだすべてが日本語になっていませんが、現在プロジェクトは進行しています。お急ぎであれば、すぐに [2012_04aronkram] をご覧になってみてください。