アニッシュの記事 2011年10月

ウニフェ・チェス大会クラウン・グループでアニッシュが2位


2011年10月14日〜10月22日
ユニフェ・チェス大会(オランダ) アニッシュが、 ユニフェ・チェス大会 のクラウン・グループに出場し、ホーム・グラウンドで前世界王者ウラジミール・クラムニック(ロシア)、世界最強の女子ユディット・ポルガー(ハンガリー)、フランス王者マキシム・ヴァシエ・ラグラーヴの4名をホーム・グラウンドで迎え撃ちました。大会はクラムニックが圧勝したもののアニッシュも2位で終える好結果を出すことができました!

アニッシュの棋譜解説(日本語)

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[2011.10.22]
6ラウンド、ドローで2位
6ラウンドの最終回、黒番ながらラグラーヴ相手にドローをさけて攻勢を取りましたが、勝ちに至らずドローになりました。これで勝率5割、順位はクラムニックに次ぐ2位でトーナメントを終えました。「余裕のドローで大会をしめくくった(^^) またも同じ勝率50%だった。今はほっとしているけれど、すぐにヨーロッパ・チーム選手権の準備をしなきゃね(^^)」 by アニッシュ

©Fred Lucas

[2011.10.21]
5ラウンド、待望の初勝利!
5ラウンドにようやく待望の初勝利。白番のアニッシュは、ポルガーのお株を奪う猛攻を成功させ、局後には小さくガッツ・ポーズのアニッシュ君でした。 「クリエイティブなポルガーに何とか勝てた! すごく面白いゲームだったし、今回は僕がラッキーだった。さあ、残り1ラウンド!」 byアニッシュ

[2011.10.20]
4ラウンド、クラムニック相手にあと一歩
4ラウンドはクラムニック相手にあと一歩のドローでした。最後まで勝ちをあきらめないアニッシュの気合いが光りました。 「今回はクラムニックを追い詰めたし、彼との対戦では珍しくとてもうまく指せたのは最高だった!!(^^) けど・・・ただのドローかぁ。次は逃さないぞっ!('∀`)」 byアニッシュ

                                                                WhyChess report on round 4

©Official website

[2011.10.18]
3ラウンドも黒番をしのいでドロー
3ラウンドの対戦相手は最強の女子プレーヤー、ユディット・ポルガーでした。 「ポルガーから黒番のドローをしっかり取った。明日はレスト・デイ!」 byアニッシュ

[2011.10.17]
2ラウンドは落ち着いたドロー
2戦目はヴァシエ・ラグラーヴとの対戦でした。無理せずに白番でドローにして、ポイントを分けています。

©Fred Lucas

[2011.10.16]
1ラウンドでクラムニックに敗れる
クラムニックと戦うのは楽じゃない。しかも黒番で・・・。 「相手の序盤選択に戸惑って、結局そのまま持っていかれた(^^ゞ。明日は『名前を2つ持つ男』と白番で。」 byアニッシュ





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[2011.10.15]
さあ、行くぞ!
「ホーヘフェーンに来た! 初戦はクラムニックと黒番。 何て運がいいんだ?! 要注意だ(^_^;)」 byアニッシュ

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Video by Schaaksite

Photo/video by Ab Scheel



ウニフェ・クラウン・グループ 2011
アニッシュの自戦記

「学校の試験、レポート、(そしてまた試験、レポートって永久に続いて・・・)、この大会に向けてやろうと思っていた完璧なプレパレーションは、ほんの少し修正を迫られることになった。結局、僕はトーナメント会場にまっさらな頭で到着することにした。クラムニックのQGD(定跡)の研究より、数学を勉強する方が長い目で見て役に立つことを証明したい、なんて気分だった。なにせ、QGD定跡の理論は数学の微分やタンジェントよりも次々と進歩するので、数学の方が魅力的に見えるんだよね。・・・なんて、オーバーに言えばそうなるけど、実際は、これまで貯めてきたレパートリーのデータベースに助けられて、それほど悪くなく準備することはできたように思う。」・・・アニッシュが自戦記とともにウニフェ大会をふりかえります。日本のチェス・ファン必読の解説!


チェスと将棋がフランスで交流

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 森内名人対チェスのマスター同時対局 ©Anish Giri

2011年10月27日〜10月30日
国際将棋フォーラム(パリ)

  将棋棋士 VS チェス棋士

 1999年から将棋の国際普及を目的として開催されてきた将棋の大会が今年10月末フランスで初めて開催されました。 大会はトーナメントがメインですが、アトラクションとしてチェス界との交流が行われ、将棋棋士対チェス棋士の夢の対決が 実現しました。

 戦い終わったアニッシュと森内名人 ©Anish Giri

  アニッシュが将棋に挑戦

 ヴァシエ・ラグラーヴが将棋界でトップクラスの羽生さん、森内さんにクロック・サイマル(クロックを使った同時指導対局)を行い、 反対に森内さんがチェス界をリードするヴァシエ・ラグラーヴ、アルミラ・スクリプチェンコ、そしてアニッシュ・ギリたちチェスのマスターにサイマルを行いました。

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 将棋に挑戦中のアニッシュ ©Anish Giri

  羽生さんが大金星を逃す!

 結果、スクリプチェンコのみが北尾さんの助言により2枚落ちで勝ち。アニッシュもラグラーヴも負け。将棋を覚えたばかりの二人なので当然と言うべきでしょう。 一方、大善戦したのがチェスを指した羽生さんと森内さんです。負けた森内さんの内容は決して悪くなく、羽生さんは必勝の局面にさえなりました。 しかし、「羽生さんは普通に勝ちのところをドロー。Vachier Lagraveは危ないゲームを拾った形」 ( Behind The Scene )となり、惜しくも大金星を逃しました。

 羽生さんと談笑するアニッシュ ©Anish Giri

 ヴァシエ・ラグラーヴは現在世界で活躍するフランス王者です。 お二人とも以前からチェスを研究していたからの結果とはいえ、そのチャンピオン相手に日本人がチェスでもこれだけ才能を発揮できることを 先頭を切って世界中に示して頂いたと思います。このサイトを見ている方の中からチェスでそのお預けになった大金星を取る日本人が出て来られることを願っています。

   公式サイト    森内さんvsアニッシュの将棋棋譜    朝日新聞記事